
クリスマスの飲み会に参加するのが辛い!
「クリスマスに飲み会なんて行きたくねぇよ……」
12月の一大イベント、クリスマスが近づくとよく呟かれる台詞です。
昨今の企業は社員間での交流を大切にしようとする傾向があり、年末年始だけでなくクリスマスやハロウィンなどのイベントに合わせて飲み会などを開催する企業が増えています。
しかし、会社の人たちだと気を遣ってしまい楽しめないのも事実。
できれば出たくないけれど、実際、出ないことでどうなるのか知りたい人も多いと思います。
そこで、元IT企業で人事をしていた私が、実際のところをこっそりお話しちゃいます。
クリスマスの飲み会って意味あるの?
はい、実は会社でのイベント事って、企業側にとってかなり意味があるんです。
それは「社員間の交流」と「ストレス発散」、「会社への忠誠心アップ」です。
社員間の交流は分かるとして、ストレス発散と会社への忠誠心アップが分からない人が多いかと思います。
「転職エンジニア」さんなど社会経験が豊富な人はわかると思うのですが、会社に関する愚痴って、結局会社の人にしか言えないんですよね。
現在進行中の新プロジェクトであったり、他言厳禁な内容の愚痴が沢山あるわけですから。
なので、無理やり作られた場とはいえ、同じ会社で働く仲間通しで食事をすれば、話題がなくなった時に必ず愚痴大会になります。
そうやって社員やエンジニアのガス抜きを上手くさせるんです。
忠誠心アップについては、行動心理学に基づいたものです。
人間は、その人の命令に何度も従うことで、命令に対し疑問を持たなくなります。
会社からの命令に対しても同様で、季節ごとのイベントや社員旅行を多く開催することによって、社員やエンジニアの忠誠心を密かに底上げするのです。
社員側にとってのクリスマス飲み会のメリット、デメリット
クリスマスの飲み会ですが、もちろん社員側にもデメリットばかりでなくメリットもあります。
「有名人型エンジニア」や「少人数型エンジニア」の人であれば知っているものが多いかもしれませんね。
【メリット】
・重役に顔を覚えてもらうチャンス
・他部署との交流が持てる
・知らないプロジェクトの話を聞くことができる
・食費が浮く(会費制の場合は×)
・他社の飲み会に出会うこともある
【デメリット】
・時間が取られる
・飲酒などを強要されることがある
・会費制の場合費用がかかる
やはり、クリスマスなど季節行事の飲み会に参加する最大のメリットは会社の重役や、普段関われないプロジェクトに対しアプローチができることですね。
「元営業からエンジニアになった人」などはこのメリットを活かし、ガンガン昇進している場合が多いです。
逆に、人との交流がおっくうであったり、お酒やたばこが苦手、という人にはなかなか辛いのも確かです。
効率的な飲み会への参加の仕方
なるべく飲み会のデメリットを排し、メリットだけ享受したい!という欲張りな人におすすめなのは。
「仕事の予定を飲み会開始の1~2時間後に入れておくこと」
です。
これならば飲み会に参加し色々な人へ顔を売りつつ、仕事を理由に早々に退散することができます。
早退理由も仕事なので、会社に貢献してくれてるんだな、というイメージがついてまさに一石二鳥。
クリスマス飲み会が苦手な人はぜひ試してみてください。
おわりに
クリスマスの飲み会……家族持ちや恋人がいる人にはなかなか辛いイベントですが、その代わりに良いことも沢山あります。
無理に参加した方が良いとは言いませんが、参加することで手に入るメリットも多いので、給料や役職が低く悩んでいるエンジニアさんなどはぜひこういったイベントを活用してみてはいかがでしょうか。
