
「清潔で一般的な服装をすればOK」とかいう嘘に騙される就活生たち
「おい、面接のスーツで縦ラインはNGだぜ?」
「ネクタイ、スーツは地味めな方がいいんだよ」
就活、転職活動の時期になると色々なところから聞こえてくるやり取りです。
ところで問題です。下記の面接のコツを見て、実際の面接で好印象になると思うものに丸を付けてください。
※下記のコツは面接指南本やサイトでよく見かけるものです。
・スーツの柄は地味で目立ちすぎないものを
・髪型は短く、スッキリとしたもので
・靴下は白
・靴は黒の革靴
いくつ丸がつきましたか?
正解は……全部×です。
学校の先生や、就職指南本に頻繁に書かれている内容が嘘。全部嘘なんです。
以前紹介した「学校の面接練習はやるだけ無駄!元人事が教える学校の闇 」や「最強の志望動機の書き方!根性論の志望動機はゴミ箱へ!」にあるように。
世の中に出回っているアドバイスで、実際の経験者が書いた物以外は大体役に立ちません。
人事、採用を経験したことが無い者が考える内容はただの机上の空論ばかり。
人事、管理職経験者以外で有効性が高い事を言えるのは心理学のスペシャリストくらいです。
面接に受かりたければ、学校の先生や就活指南本(著者が人事、管理職未経験者のもの)は絶対に参考にしないでください。
清潔感があり、一般的な服装というモブを作るアドバイス
集団面接の際、特に新卒の方々に多いのが
「清潔感があり、無難な服装」
というケースです。
男性であれば紺のジャケットに白の靴下、黒い革靴。
髪型は大体短めの真っ黒。
全員がこういう格好をしてきます。こういうモブ就活生を面接した後に必ず出る一言があります。
「誰が誰だか覚えてないけど、いい子いた?」
特定のスキルや面白エピソードを持っていた就活生以外は全くと言っていい程、面接官や社長の記憶に残りません。
それは当たり前です。
みんな似たような服装をし、みんな就活本に沿った無難な自己紹介、志望動機を語り。
質疑応答は無難でそれっぽい、似たような答えばかり。
それを何十、何百人と面接するのですから、記憶に残る訳がありません。
もし、まだ自分の常識が面接で有効だと思っている人がいたら警告します。
今すぐその洗脳された価値観を捨ててください。
でないと、就活が極端な実力任せ、果ては運任せになります。
面接の必勝ファッションはこれだ!
面接で勝つためのファッションは実に簡単。
・受ける会社の重役が来ていたスーツに似た色、ものを選ぶ
・無難、ではなく自分が美しく、健康的に見える色を選ぶ
・髪型には少しお洒落に
・メイクは男女問わず必ずする
・小物は会社由来のものを
この5つのアドバイスを守れば、面接評価はグッと上がります。
なぜ評価が上がるのか?それは、これらのアドバイスが
「共感性」「清潔性」「健康性」「センス」
の4要素を満たすための最低条件だからです。
面接官や社長も人間ですから、無遠慮で、不潔で、不健康で、不細工で、センスが最悪な人間はそうそう採用したくありません。
企業は自分たちと同じ考えを持ち、健康的で、イケメン、美女で、能力とセンスがある人材を欲しています。
誤解する人が山ほどいるので注意しておきますが。
ここで言うイケメン、美女とは顔が左右均等に整っていて、肌の色つやが良い人を指します。
イケメンや美女が面接で採用されやすい理由は心理学でも立証されており
顔や体のバランスが左右均等であり、健康的な人間は免疫力も高く、後世に健康的な子孫を残しやすい。
そのため、恋人や結婚相手、果ては社員面接でも選ばれやすいのです。
「自分は不細工だから……」
とここで不貞腐れる人が多いですが、自分の現状を認識できているだけでもアナタは偉い!
自分の顔を分析した上で一般並み、もしくはそれより低いと感じる場合はメイクを覚えてください。
最近はメイク詐欺という言葉が流行るほど、メイクの技術も進歩しています。
人外のような形をしていなければ大体はメイクと髪型でカバーできるので。
男性も女性も、メイクだけは覚えてください。
これは面接だけでなく、フリーランスであれば仕事の商談。
社長であれば自社イメージにも関わってきます。
必ず、自分を良く見せるための技術を身に着けてください。
メイクは面倒くさい……と思っている人。
就活の合格率が50%ほど下がってもいいのであれば、ありのままの自分で勝負してください。
しかし、企業も馬鹿ではありません。
多少は他人に合わせる気概が無い人を選ぶ会社はそうそうありません。会社は集団だからです。
もちろん、突出した実力、経歴を持っていれば別ですが、そんな人は極めて稀な人材です。
不貞腐れるくらいならさっさと身支度を整え、振る舞いを正せ
ここまでの記事を読んで落ち込んでいる人、不貞腐れている人が多くいると思うので一つ激励の言葉を。
「自分は不細工だ」
「自分はセンスが悪い」
「自分は服装が間違っている」
そんな悩みを抱えているということは、現状の自分をしっかりと分析できているということです。
なので
「分析できてるならさっさとメイクして服装整えて改善しましょう」
そうすることでサボっているイケメン美女や、他の不細工共よりアナタは上に行くことができます。
さぁ、今からメイク指南本を開いて、鏡に向かってみましょう。
まとめ
【面接で勝つためのファッション】
・受ける会社の重役が来ていたスーツに似た色、ものを選ぶ
・無難、ではなく自分が美しく、健康的に見える色を選ぶ
・髪型には少しお洒落に
・メイクは男女問わず必ずする
・小物は会社由来のものを
おわりに
今回は「新卒エンジニア」や「転職エンジニア」には頭が痛い、面接の服装について紹介しました。
面接を行うのは機械でなく人間ですから、印象を気にすることはとても大事です。
見た目なんていうものは手段を選ばなければどうとでも整えることができるので、色々なパターンを試し、自分に合ったものを探してくださいね。
