
2018年から医療費控除の確定申告方法が変わるって知ってました?
「えっ、医療費控除の方法が変わるの!?」
「職人型エンジニア」や「有名人型エンジニア」などフリーランスとして働いているエンジニアさんが最近よく呟いているセリフです。
医療費控除の方法がちょっと変わっただけだろうと思うかもしれませんが、確定申告というのはとても旧式のシステムをそのまま運用しているため、非常にわかりにくく、手間が多く、骨が折れる作業なのです。 フリーランスを十年やっても慣れないとまで言われる確定申告。
その医療費控除の手順が一つ変わっただけで、世のフリーランスエンジニアや個人事業主は大混乱に陥ります。
医療費控除って何?
国税庁のHPによれば、その年の1月1日~12月31日までに自分と、その配偶者、親族のために医療費を支払った場合に受けられる所得控除を医療費控除といいます。
簡単に説明すれば、確定申告をする際にその年に使った医療費分の金額を申告すれば、税金を控除しますよ、ということですね。
ちょっと風邪を引いた時の領収書を取っておくだけで、最大200万円もの控除になるのですから馬鹿になりません。 頻繁に風邪をひく人や入院をしている家族がいる人などはとても重宝している控除なのです。
独身のエンジニアはもちろん、「結婚したい男性エンジニアは自分の雇用形態に合わせた婚活をしよう!」の記事を読んで結婚を考えているエンジニアも要チェックですね。
2018年から医療費控除をどう申請すればいいの?
2018年から医療費控除の申請方法が明細記入方式から合算記入方式に変わります。
折角なので、国税庁が公開している記載例を紹介します。
画像を見てみると、今までは日ごとにどこの施設でどう医療費が発生したのかを書かなければならなかったので、同じ病院の名前を何度も書く手間がありました。
しかし、新しい方式からは専用の明細書に各施設名を一度だけ記入し、金額は一年の合算でよくなりました。 一度にまとめて記入できるようになったので、医療費控除が楽になったということですね。
一見すると申請方法の改良のように見えますが、問題も多くあります。
医療費控除の明細書ってどこから手に入れればいいの?
2018年からの医療費控除の明細書はコチラにあるのですが、この情報、国税庁のtwitterでしか公開されていません!(2017年10月現在)
※国税庁HPのURL変更により医療費控除明細書が迷子になっているので飯能市の公開している明細書リンクを貼っています。
国税庁の確定申告書等作成コーナーにもそれっぽいものが載っていますが、こちらのフォームは一見すると旧式のままのようです。
この記事が出る頃には改善されているかもしれませんが、それにしても確定申告などに対する国税庁の広告、説明方法は非常にわかりにくいので、確定申告をするエンジニアは気を付けてくださいね。
おわりに
確定申告というのは本当に面倒な申請ですが、これをやっておかなければ無駄に税金を払わなければいけないのも事実。
年収が400~600万円のうちは自分で申請を頑張らなければいけませんが「年収1000万円以上のエンジニア」になれば税理士などのプロに丸投げをすることができるので、思い切って「転職」や「新しいプログラミング言語」を覚えて年収アップをするのもおすすめですよ。
