
エンジニアの新卒って具体的にいつから就職活動を始めればいいの?
エンジニアであれ普通科の学生であれ、高校生、専門学校生、大学生であれ、新卒の就職活動の時期というのは最近までほぼ変わりませんでした。
が、2017年度に選考開始時期が前倒しとなるため、古い参考書や就活サイトの情報が役に立たなくなるので注意が必要です。
2017年の一般的な学生の就職活動スケジュールは3月~5月が会社説明会、エントリーシートの受付。
6月~11月が筆記、面接試験などの実施となります。
そのスケジュールを踏まえ行動するのであれば
【2017年度以降の新卒就活スケジュール】
1月~2月 入社したい会社の検索、情報収集
3月~5月 会社説明会出席&エントリーシート提出。入社試験対策勉強
6月~11月 筆記、面接試験
となります。
ただ、あくまでこれは表向きの話。
実際の会社は、いちいち他社に足並みを合わせません。
だって、優秀な人材をなるべく多く確保したいですからね。
なので本当におすすめな新卒エンジニアの就活スケジュールは
【実際におすすめな2017年度以降の新卒就活スケジュール】
9月~10月 入社したい会社の検索、情報収集
11月~翌年5月 希望の会社のインターンシップ、会社説明会出席&エントリーシート提出。入社試験対策
6月~11月 筆記、面接試験
となります。
2016年と比べ、2017年卒の新卒エンジニアに対する会社説明会の期間が短くなってしまった関係で、その分、裏工作としてインターンシップや会社独自の説明会が前倒しで行われるようになります。
特にインターンシップへの出席は重要で、私が以前人事をしていた会社では、インターンシップの結果次第で入社試験など無く採用した新卒エンジニアもいます。
本当に自分が希望する会社へ入社したいのであれば、卒業前年の9月あたりから就活を始めることをおすすめします。
失敗しない就職先の選び方
私のサイトでもエンジニア向けに「求人票の広告の見方」「求人票の仕事内容の見方」「求人票の勤務時間の見方」などいろいろな方法を紹介してきました。
詳しい情報はそれらを見て頂くとして、新卒エンジニアが良い就職先を見つける手軽な方法は。
- 福利厚生がしっかりとしている
- 会社が設立されてから5年以上経っている
- 仕事内容が明確
- 実際にその会社を見て、自分が良いと思うか
これら4つのチェックポイントを調査することです。
福利厚生は会社員として働く自分を守るために必須の制度であり、福利厚生が無かったり、薄い会社というのは社員に対する心遣いが無いと言えます。
会社の設立年については、新人エンジニアを教える指導員の充実や、新人に対する教育の熟練度を見るためのものです。
設立年が若い会社は経験を積みたい「中途エンジニア」であれば絶好の会社ですが、これから教育を受ける立場の新人エンジニアにとっては博打となるので、おすすめできません。
仕事内容の明確化は会社の透明性に関わるので、仕事内容を秘匿している会社は危険と覚えておきましょう。
そして、何より重要なのは自分がその会社へ入社したいと思えるかです。
何かしら尊敬できるところを見つけていないと面接でもバレますし、長く会社で働く上でストレスの元となります。
希望の会社の探し方
新卒エンジニアの求人は山ほどありますが、実際に探すとなると情報が多すぎて厄介です。
もし希望の会社があるのであればその会社の公式HPから採用情報を見るのが一番最適です。
求人サイトへの掲載や登録は費用がかかるため、最低限必要な期間しか掲載しないのが普通です。
ですが、公式HPへ行ってみると普通に募集していて、早期から受け付けてくれることが多いのでおすすめです。
もし希望の企業が無いのであれば「リクナビ」などの大手求人サイトや「エンジニア就活」のようなエンジニア特化の就活サイトを活用すると良いでしょう。
色々な企業を見比べ、給与や待遇、仕事内容の基準を作っておくと穴場企業を見つけた時に、すぐ飛びつくことができます。
どれだけ頭と成績が良い新卒エンジニアであっても、会社の情報や世の中の待遇には疎いものです。
なるべく多く情報を仕入れ、それらを活用することで自分よりも上の新卒エンジニアを出し抜くことができます。
エンジニア新卒のための就活Q&A
Q:就職活動の時の服装はどのようなものが良いですか?
A:シンプルで清潔感のあるスーツ一択です。 服装が自由と書いてあっても必ずスーツで行ってください。ぶかぶかのスーツは×。
Q:両親がもっと大手に就職しろとうるさいんです。どうすればいいですか?
A:的確にブラックな企業を指摘してくれているのであればアドバイスを聞いた方がいいですが、大手が良いという考えだけのアドバイスは誰からであれ気にしないでOKです。有用なアドバイスかどうか自分で判断した上で取り入れるのが良いでしょう。 それで就活が成功しても失敗しても、必ず貴方の人生の糧となります。考えることを停止して、誰かの意のままに行動していては貴方がいつまでたっても成長できなくなってしまいます。
Q:就活の時にハローワークを活用した方がいいのですか?
A:ハローワークは、よほど小さな会社を狙うのでない限り避けましょう。あそこは最低限の費用で求人を出す場所なので、良い会社というのはあまりありません。職に困った人や、「こちらの記事」で紹介したように雇用保険を貰う、就職支援制度を活用する以外にはおすすめできません。
Q:就職活動が失敗続きで辛いです。
A:私も半年で100社以上に転職活動で応募をしたことがありますが、採用が出ないと精神的にキツイものです。しかし、そこで諦めてしまうと自分の未来を捨てることにも繋がります。面接対策をしっかりとしたり、自分のレベルに合った企業を受けるなど、色々な試行錯誤をしてみましょう。例え新卒でなくとも「第二新卒」として就活をしたり「フリーのエンジニア」として活動することもできます。自分の理想の未来を迎えるために、自分に合った就職活動をしましょう。
Q:一度に複数の会社へ応募しても良いのですか?
A:もちろんOKです。ただ、採用されたら必ず入社することを条件にしている会社へ応募する場合、予備で受ける会社は断れるもので固めておきましょう。一般的には一度に5~10社程度同時並行で受けておくのが普通です。
まとめ
9月~10月 入社したい会社の検索、情報収集
11月~翌年5月 希望の会社のインターンシップ、会社説明会出席&エントリーシート提出。入社試験対策
6月~11月 筆記、面接試験
・福利厚生がしっかりとしている
・会社が設立されてから5年以上経っている
・仕事内容が明確
・実際にその会社を見て、自分が良いと思うか
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おわりに
学校卒業を控えたエンジニアにとって、就活は理想の未来を迎えるための第一歩です。
しっかりと情報収集をして、悔いのない就活をしてくださいね。
もし失敗してしまったとしても「第二新卒」として再就職をしたり「フリーエンジニア」として働くことができるので、まずは自分で就職先を選び、経験を積むことが大切です。
