
経営者目線って何だよ……
「経営者目線で物事を考えると、面接が受かりやすくなるよ」
「……で、その経営者目線って何?」
「新卒エンジニア」であれば耳にタコができるほど聞かされたセリフかと思います。
面接対策の本などで
「経営者目線で物を考えて行動すればおのずと就活は上手くいく」
とよく書かれていますが、実際の経営者目線がどういうものなのか、わかっているエンジニアは少ないです。
多くの企業を渡り歩いてきたはずの「転職エンジニア」でさえ、経営者目線を説明できる人はほとんどいません。
そこで今回は、経営者目線について説明したいと思います。
経営者目線とは
私も学生の頃に勘違いしていたのですが、経営者といえば自分勝手で、金儲けが好きで、社員のことなど奴隷と考えていると思っていました。
今思い出すと、恥ずかしいですね。
確かに、一部のワンマン企業の場合はそういう経営者もいますが、基本的に中、大企業を束ねる経営者となればそんな暴挙はしません。
会社が大きくなりませんからね。
では経営者目線とはどういうものなのか。
簡単にまとめると、下記の4つがポイントとなります。
①利益を上げる
②低コスト(費用、人員)で済ませる
③会社を大きくする ④会社の名声を上げる
この4つのポイントをおさえた上で、経営者は就活面接の判断を下しています。
これらのポイントのどれかをしっかり押さえておけば、ぐっと面接の採用率が上がります。
①利益を上げるとは
利益を上げるとはその名の通り、技術提供や商品販売などその会社の商品、価値を使い、利益を出すことです。
利益は生産性を上げたり、魅力的な商品の開発を行うことで上げることができます。
そのため、経営者は応募者がどの程度の能力を持っているか、過去にどの程度の売り上げを上げているか、念入りにチェックします。
現状、大きく売り上げを上げている部門に貢献できるかも大きなチェックポイントですね。
②低コスト(費用、人員)で済ませる
会社経営をする上で、売上を上げるだけでなく売り上げの利益率を高くするため、不要な部分のコストはなるべく下げるのが鉄則です。
そのため、社員の給料や人数、経費などは低ければ低いほど喜びます。
よく、同じスキルの人間であれば若い人の方が採用されやすいと言われていますが、これも事実です。
若い人であれば定年までの年数が長く、給料も安く雇うことができるので、短期的に見ても、長期的に見ても経営者としてはコストを低くすることができ得なのです。
③会社を大きくする
会社を大きくするには売上だけでなく、商品量の増加や取り扱える商品の種類の充実。
国外への支社追加など様々なものを上げる必要があります。
そこで重要となるのが、自社に無いもの、足りないもののノウハウを持っている社員の拡充です。
国外への出店が必要であれば外国語が得意な社員を、新入社員の大量採用をする予定であればより教育能力の高い社員を必要とします。
④会社の名声を上げる
会社の名声を上げる方法は良質な商品の開発と、広告費の増加や広告ルートの開拓、著名人の加入などが主な方法です。
特に著名人の加入や広告ルートの開拓は即自的に会社の名声を上げることができるため。
業界の有名人や第一人者は優先的に採用します。
昨今話題のユーチューバーやブロガーも、知名度の高さによってはかなりの広告塔となってくれるため、企業が取り合うようになりました。
まとめ
【経営者目線の主なポイント】
①利益を上げる
②低コスト(費用、人員)で済ませる
③会社を大きくする
④会社の名声を上げる
これらの経営者目線をおさえつつ就活面接に挑むことで、高い採用率を獲得することができます。
おわりに
就活の面接は練習もさることながら、相手の求める物を逆算し、アピールすることがとても重要となります。
今回の経営者目線を基に「面接」や「履歴書」「職務経歴書」作成を行うことで、採用の確率が一気に上がります。
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