
迷ったら転職だ!は超危険
「今の会社は嫌だ……転職するしかねぇ!」
「だよな、こんなとこ早く辞めた方がいいよ」
こういった会話はボーナス月である7月や12月などによく聞きます。
他の会社はたくさんもらっているのに……という妬みが強いからですね。
新入社員であれば仕事に慣れ、粗が見えてきた5月も転職の話が多く出ます。
「営業職でIT業界未経験、そんな人が年収1000万以上のエンジニアに向いている理由」
の記事でも説明していますが、有意義な転職(特にエンジニアへの転職)は年収をアップするだけでなく、自分の時間が作れるようになったり、精神的な安定にも繋がります。
しかし、その場の勢いだけの転職は……とても悲惨な結果をもたらします。
気分だけで転職は超危険
「うつ病エンジニアを作り続ける企業とは!」で紹介したように、会社に対し大きなストレスを抱えていたり。
経済的な問題を解決するために、計画を立てて転職をするのであれば、転職は非常に強力なツールとなります。
ですが、転職相談を受けた際に多く聞く理由に
「なんとなく嫌だから」
「根拠は無いけど転職給料が多くもらえそうだから」
というケースが結構あります。
これは転職で大失敗しやすい人たちの大きな特徴です。
自分のキャリアアップや、転職計画を立てずに転職活動をしてしまうので、転職後に大きく収入が凹んだり、業務環境が悪化したりします。
かくいう私も初めての転職の際はやりたいことを優先し、給料を顧みなかったために、月給12万円、手取りは10万円というような会社に転職、失敗した過去があります。
転職で重要な3つの物
転職で成功するためには、最低限用意しなければいけない3つの物があります。
① 自分のキャリア計画
② 生活にかかる最低限の費用
③ 転職先の情報
この3つです。
たった3つだけですが、意外と用意をし忘れてしまうことが多いのです。
自分のキャリア計画
いくら給料が良くて、仕事の条件が良かったとしても自分のキャリア計画に合っていなければ意味がありません。
高級料亭の料理人を目指しているのに、高給だからと弁護士事務所で働いてしまっては、キャリア計画が崩れてしまいますよね。
一時的には収入が増えるかもしれませんが、料理人のスキルは上がりませんし、自分の本業ではないためさしたる成績も残せません。
2~3年以内に辞めることになります。
生活にかかる最低限の費用
自分の生活に必要な最低限の費用をを即座に答えることができますか?
出来るのであれば問題ありませんが、よくわかっていない状態で転職をするのは危険です。
自分のキャリアを上げるためには一時的に収入が下がる会社に転職する必要も出てきます。
そんな時、自分の生活費を見誤ると給料が足りず、借金生活になります。
逆に、自分の生活費を必要以上に高く見積もり過ぎて転職先が見つからない、という人も多くいます。
自分に合ったキャリアプランを築くためには、自分の生活にかかる最低限の費用を把握することは必須です。
転職先の情報
「求人票の見方」についてはこのブログで何度も紹介していますが、それでもキチンと求人票を見て転職をする人は少ないです。
これも私がやってしまったミスですが、給料欄と休日の欄しか見ないのです。
ろくに業界や転職先の企業の生の情報を集めもせず転職してしまうので、実際に転職してみたら
「基本給が低く、その他の補助金などで見た目の給料が量増しされているだけだった」
「休日は多いが、休日出勤ばかりでろくに休めない」
など多くの問題に後から気づきます。
転職を短期で何度もすることは難しいので、結局、前の会社よりも劣悪な環境で仕事をすることになってしまいます。
「このブログの過去の記事」に企業の情報収集についていろいろな情報を載せていますので、情報を参考に企業を調べながら転職先を決めましょう。
まとめ
【転職で必要な3つの物】
・自分のキャリア計画
・生活にかかる最低限の費用
・転職先の情報
おわりに
転職はその場の勢いがとても大事ではありますが、転職後の計画を立てておくことも同じくらい重要です。
勇気と慎重の心を半分ずつ持ちながら、上手な転職をしましょう。
そうすれば「年収1000万円」も夢ではありません。
もし転職について不明な点があれば、お気軽に等ホームページのtwitter(@swift_sensei)にメッセージを送ってくださいね。
