
転職理由によって転職方法を変えた方がよい?
連休が明けてしばらく経ちましたが、長い休みの後というのはどうしても会社の粗を感じてしまったり、嫌なやりたくない仕事をしたくないなど色々なマイナスの感情が出てしまいますよね。
そんな状態で自分が正常な転職を出来るかと言うと、まずできません。
なので、どうしても転職したいけどこんな理由でいいの?こういう理由の時はどういう転職をすればいいの?というエンジニアのためにQ&A方式でお答えしたいと思います。
こんな仕事をやりたかった訳じゃない
エンジニアとして超有名プログラムやアプリ作りに携わり、偉大な業績を残したい。
そう思ってエンジニアになったのに、任される仕事は名前も聞いたことが無いようなしょっぱいプロジェクトばかり。
エンジニアなのにプログラムのデバッグテストばかりし、誰が書いたのかすらわからないようなぐっちゃぐちゃのプログラムを整理する。
そういった日常を送っているエンジニアが多く抱く不安ですね。
もし
「こんな仕事をやりたかった訳じゃない」
と心の底から感じたら、自分が本当にやりたいことを10個書き出し、その中から至高の1つを選んでください。
そして、その最終目標を達成するために何をする必要があるのか、考えてみましょう。
- 企業に属する必要がある
- 今の業務内容は最終目標を達成するための過程としては不要
- 最終目標を達成するために転職をする必要がある
- 転職をする場合、それに耐えるだけの経済力がある
これらのチェック項目が全て○であれば、エンジニアとして他社に転職をお勧めします。
しかし、×が一つでもある場合は一度踏みとどまり、まずは転職以外の方法で現状の打開を試みてください。
企業に属する必要がなければ、「有名型エンジニア」や「職人型エンジニア」で多いフリーランスエンジニアとして働く道もあります。
今の業務内容が最終目標のための技術習得や社内地位の向上に役立つのであれば現状維持がベスト。
最終目標を達成するために転職が不要であれば転職は不要。
転職をするのに耐えうる経済力が無ければ、貯金をしたり、外注の仕事を受けて収入を増やすか「エンジニア必見!転職しながら雇用保険でお金をもらう方法」を参考に雇用保険が使用可能かチェックしましょう。
今のままでいいのかわからない
エンジニアのみならず、どんな業界でも新人、中堅問わず呟かれる理由です。
今の状態に漠然と不安を覚えるケースは、対処自体はシンプルになります。
「自分が仕事で何を達成したいか」
これだけを考えてみましょう。
生活するお金を稼ぎたい、大金持ちになりたい、有名になりたい。
自分が仕事で最低限、これだけは実現したいということを自分なりの方法で見つけ出してください。
それまでは転職を控えましょう。
しっかりとした理由も無しに転職活動を始めて資金難に陥る人は沢山いますし、仮に転職が成功してもその後、また漠然とした不安に駆られて無意味な転職を繰り返すことになってしまいます。
エンジニアの様々なタイプに関する記事を「コチラの記事一覧」にまとめておきましたので、そちらを読んで、その後、じっくりと自分のなりたいエンジニア像を考えてみましょう。
決して、無計画に転職、辞職をしてはいけません。
金銭的に厳しい
「生活型エンジニア」に関する記事でも書きましたが、自分の生活を守るための給料に満たないというのは非常に危険な状態で、放っておくと老後を目前に借金生活になってしまう場合があります。
現状の職が将来の最終目的としているエンジニアとなるために絶対に必要な状態でない限り、キチンと将来のための転職先を精査した上で転職をしましょう。
自分のエンジニアとしての最終目標は決まっているもののどういうキャリアアップをすれば良いかわからない、という場合は「こちらの記事一覧」にあるキャリアアッププランを参考にしてみてください。
キャリアアップ方法も決まっているが、どうしても不安になってしまうという場合は「レバテックキャリア」などの転職エージェントを利用してみましょう。
豊富な転職先のデータを持つだけでなく、転職したいエンジニアの能力、将来設計に合わせた転職先を提案してくれるので、一人で悩むよりも有効な助言を得ることができます。
人間関係が嫌だ
精神的に一番辛いのがこのタイプになります。
上司の○○さんが高圧的で辛い、同僚とソリが合わない、性格の歪んだ人がいる。
そういった精神的なマイナスファクターとなる人物がいる会社で仕事をするというのは余程達観した菩薩エンジニアか、慈愛に満ちたLOVEエンジニアくらいのものです。
現状の自分の地位や会社が重要であれば、できるだけ嫌いな人物と違う部署、プロジェクトを狙って避けるのが常套手段ですが、どうやっても逃げられない場合、早めに次の転職先を見つけてしまいましょう。
人間関係のストレスというのは溜めれば溜めるほど正常な判断力を鈍らせ、人間性をも歪めます。
取り返しのつかない事態になる前に、エンジニアとしてより良い仕事をできる環境に転職しましょう。
ただ、要注意なのが。
「自分の人生を遠回りさせてまで避けるべき人か」
「その人は本当に嫌な人なのか」
について、心を落ち着けた状態で考え、判断してみてください。
できればお笑い番組やギャグ漫画を見て大いに笑った後がベストです。
笑った後、嫌な人のことを考え、可愛いもんだと笑い飛ばせるのか、大きなストレスを感じ胃が痛くなってしまうのか。
前者であれば下手な転職は避けた方がいいですが、後者の場合は相当深刻なので、「こちらの記事の一覧」で転職に関する有用な情報を集めてから転職活動をしてみましょう。
まとめ
「こんなことをやりたかった訳じゃない」
→本当にやりたいことを再確認し、それに沿ったキャリアプランを考えた転職
「今のままでいいのかわからない」
→自分のやりたいことを探し、キャリアアッププランを立てて必要なら転職
「金銭的に厳しい」
→しっかりとした転職先を精査した上で転職
「人間関係が嫌だ」
→転職のリスクを負ってまで避けるべき人か冷静に判断してから転職
おわりに
昨今の日本では耐えることが美徳とされ、ただひたすらに会社へ尽くすことが良いという古い風潮がまだ強く残っています。
そんな日本で今回挙げたような転職理由を呟くと、すぐに根性が足りない、工夫が足りないとどやされてしまいます。
しかし、転職したい理由を突き詰めてみると、そのエンジニアの将来や現在に大きな悪影響を及ぼす可能性があるものも少なくありません。
自分が感じている転職理由の本質を見極めた上で、「企業に利用されず」幸せなエンジニアライフを送りましょう。
